HBOドラマ
『ハリー・ポッターと賢者の石』

ドミニク・ マクラフリン、アラステア・スタウト、アラベラ・スタントンの3人がハリー、ロン、ハーマイオニーを演じることは、5月下旬に発表されました。

■ハリー・ポッター/ドミニク・ マクラフリン■　
映画版:ダニエル・ラドクリフ
スコットランド出身のマクラフリンくんは、受賞歴のある演劇学校「ザ・パフォーマンス・アカデミー・スコットランド（TPA）」で演技を学びました。
2025年放送予定の英スカイのテレビ映画『GROW(原題)』や、同BBCドラマシリーズ『Gifted』にユニークな能力を持つ生徒役で出演します。

舞台でも活躍しており、昨年はシェイクスピアの『マクベス』に主演し、映画版でヴォルデモートを演じたレイフ・ファインズさんとの共演を果たしています。

■ロン・ウィーズリー/アラステア・スタウト■　
映画版:ルパート・グリント

イングランド北部出身の12歳のスタウトくんは、ドラマ版に出演する3人の中で、最も経験の浅い子役。
過去に英アルバート・バートレット社のジャージー・ロイヤル・ポテトの広告に出演したのみで、今のところ俳優としての出演歴はありませんが、映画版のロン役ルパート・グリントさんに匹敵する驚異的な演技で注目を集めています。

■ハーマイオニー・グレンジャー/アラベラ・スタントン■　
映画版:エマ・ワトソン

「ベラ」の愛称で知られるアラベラさんは、ドラマ版のトリオの中では最も経験豊富な子役。国内の最も権威ある演劇学校で学び、テレビ・演劇の両方で活躍しています。

生後18ヶ月から大人までを対象にしたブラックネル（バークシャー）のダンス教室「アルダンス・スタジオ」でスキルを磨き始め、 「ブリティッシュ・シアター・アカデミー」と「ギルフォード演劇学校（GSA）」で演技を勉強。

2023年にウエストエンドのミュージカル『マチルダ』で主役のマチルダ役に抜擢され、初めての役を獲得。 この作品の最年少キャストメンバーだった彼女は、2023年9月から約6ヶ月間このショーに出演。BBCの世界読書デーの「ザ・ワン・ショー」にもマチルダ役で出演しました。

2024年にはロンドンで再演されたアンドリュー・ロイド・ウェバーの『スターライトエクスプレス』に、コントロール役で出演。
歌・演技・ダンス以外の時間は、地元のクラブでホッケーをしたり、スキーや乗馬を楽しんだり、水泳大会やトライアスロンに出場、クラリネットもたしなむマルチな子役です。

ドラコ・マルフォイとルシウス・マルフォイ役は、2025年6月上旬に発表されました。

■ドラコ・マルフォイ/ロックス・プラット■　
映画版:トム・フェルトン

ハリーのライバル、ドラコ・マルフォイを演じる英国人のロックス・プラットくんは、ウィリアム・ゴールディング原作のBBCの新ドラマシリーズ「Lord of the Flies（原作邦題「蠅の王」）」に出演予定。

また映画でドラコを演じたトム・フェルトンさんは、『ハリー・ポッターと呪いの子』のブロードウェイ公演でも同役を再演する予定です。

■ルシウス・マルフォイ/ジョニー・フリン■　
映画版:ジェイソン・アイザックス

ドラコの父親ルシウス・マルフォイを演じるジョニー・フリンさんは、南アフリカ生まれの俳優兼ミュージシャン。
Netflixの『リプリー』（2024）や、若き日のデヴィッド・ボウイを描いた『スターダスト』で主役のデヴィッドを演じたことでよく知られています。

ダンブルドア校長役は2025年2月中旬、マクゴナガル先生、スネイプ先生は2月下旬、ニック・フロストのハグリッド役は3月に噂され、その後4月に正式発表されました。

■アルバス・ダンブルドア/ジョン・リスゴー■
映画版:リチャード・ハリス＆マイケル・ガンボン

ホグワーツ魔法魔術学校の校長を演じるリスゴーさんは、ドラマ「ザ・クラウン」のチャーチル英元首相役などでエミー賞を6回受賞した実力派俳優。

映画でも『愛と追憶の日々』と『ガープの世界』で助演男優賞候補に2度挙がっており、レイフ・ファインズさん（映画のヴォルデモート役）主演映画『教皇選挙』（2025年）にも出演しています。

■ミネルバ・マクゴナガル/ジャネット・マクティア■　
映画版:マギー・スミス

ニューカッスル生まれの英国人俳優マクティアさんは、ゲイリー・オールドマンさん（ハリポタ映画のシリウス・ブラック役）に勧められ王立演劇学校(RADA)に入学。

卒業後は舞台や映画で活躍。映画『Tumbleweeds』でゴールデン・グローブ賞主演女優賞を受賞したほか、2009年のミニシリーズ「チャーチル 第二次大戦の嵐（Into the Storm）」ではウィンストン・チャーチルの妻を演じてエミー賞にノミネート。90年代の「人形の家」での演技でトニー賞とオリヴィエ賞を受賞しています。
これらの演劇界への功績により、2008年に大英帝国勲章を授与されています。

■セブルス・スネイプ/パーパ・エッシードゥ■　
映画版:アラン・リックマン

ロンドン生まれの英国人パーパ・エッシードゥさんは、BBC/HBOの限定シリーズ「I MAY DESTROY YOU / アイ・メイ・デストロイ・ユー」でミカエラ・コールの相手役を演じ、エミー賞とBAFTAテレビ部門にノミネート。

「ラザロ・プロジェクト 時を戻せ、世界を救え！」でもBAFTAテレビ部門ノミネートを果たし、最近ではNetflixのヒットスパイドラマ「ブラック・ダヴ」でキーラ・ナイトレイと共演。 2024年のサンダンス映画祭でプレミア上映された映画『The Outrun(原題)』ではシアーシャ・ローナンと共演し、今後は英国のコメディホラー映画『The Scurry』への出演が決まっています。

■ルビウス・ハグリッド/ニック・フロスト■　
映画版:ロビー・コルトレーン

英エセックス生まれのフロストさんは、親友のサイモン・ペッグさんに勧められて役者として活動を始め、映画『ショーン・オブ・ザ・デッド』、『キンキーブーツ』『パイレーツ・ロック』、『宇宙人ポール』などに出演、今秋公開の実写版『ヒックとドラゴン』にも出演しています。

■クィリナス・クィレル/ルーク・タロン■　
映画版:イアン・ハート

『賢者の石』でホグワーツの「闇の魔術に対する防衛術」のクィレル先生を演じるルーク・タロンさんは、『パトリオッツ』『アルビオン』など数々の舞台で活躍。今年のロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの公演でハムレット役を演じ称賛されています。

■アーガス・フィルチ/ポール・ホワイトハウス■　
映画版:デイビット・ブラッドリー

ホグワーツ魔法学校の管理人アーガス・フィルチ役に選ばれたポール・ホワイトハウスさんは、コメディアンとしてよく知られています。BBCのコメディシリーズ『ザ・ファスト・ショー』に出演し、『ハリー＆ポール』ではハリー・エンフィールドさんと共演しています。

ハリポタ映画では、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』でカドガン卿の声を担当しましたが、残念ならがカットされ本編に登場していません。

手紙でサインを求めてきたハリポタファンに「残念ながら、私は無情にもハリー・ポッターからカットされてしまいました」との返事を書いたという逸話が残っています(笑)。

モリー・ウィーズリー役は、2025年6月上旬に発表されました。

■モリー・ウィーズリー/キャサリン・パーキンソン■　
映画版:ジュリー・ウォルターズ

ロン・ウィーズリーの母親モリーを演じるのは、英国人俳優のキャサリン・パーキンソンさん。英国のコメディドラマ『ハイっ、こちらIT課!』での演技で、BAFTA英国アカデミー賞の主演女優賞（コメディ部門）を受賞しています。

ハリーと同級のグリフィンドール生シェーマス・フィネガン、パーバティ・パチルとラベンダー・ブラウン役は、2025年6月上旬に発表されました。

■シェーマス・フィネガン/レオ・アーリー■　
映画版:デヴォン・マーレイ

アイルランド人のシェーマス・フィネガンを演じるレオくんは、同じくアイルランド人の新人。12月にアイルランドの番組「レイト・レイト・トイ・ショー」に出演しています。

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■パーバティ・パチル/アレッシア・レオーニ■　
映画版:シェファリー・チョウドリー（第4〜6作）、シタラ・シャー（第3作）

美人で有名なパチル姉妹（一卵性双生児）の片割れ、パーバティを演じるアレッシア・レオーニさんはイタリア人。原作では、パチル姉妹はインド系と言われていました（パチルはインドの一部の州で一般的な姓であるため）。　これまで演技経験はなく、昨年行われたキャスティングコールで選ばれた新人です。

■ラベンダー・ブラウン/シエナ・ムーサ■　
映画版:ジェシー・ケイブ

シエナさんも同じく公開オーディションで選ばれた新人です。
ラベンダーは6作目『ハリー・ポッターと謎のプリンス』でロンと交際し、注目される役柄です。

バーノン＆ペチュニア・ダーズリー役は、2025年6月上旬に発表されました。

■バーノン・ダーズリー/ダニエル・リグビー■　
映画版:リチャード・グリフィス

ハリーの意地悪な伯父バーノンを演じるのは、英国人俳優でスタンダップコメディアンのダニエル・リグビーさん。
2011年のBBCのテレビ映画『Eric and Ernie』で主役のエリックを演じ、BAFTA英国アカデミー賞テレビ部門で主演男優賞を受賞。アマゾンPrime Videoで近日配信予定の『ブレードランナー 2099』シリーズにも登場します。

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■ペチュニア・ダーズリー/ベル・パウリー■　
映画版:フィオナ・ショー

同じくハリーの意地悪な伯母を演じるベル・パウリーさんは、ロンドン生まれの英国人俳優。
2015年の映画『ミニー・ゲッツの秘密』に主演し、カンヌ国際映画祭ショパールトロフィーなど数々の賞を受賞。また、「アンネの日記」 を守ったミープ・ヒースを描いたドラマ『正義の異邦人：ミープとアンネの日記』（2023年）でも主人公を演じ、放送映画批評家協会賞と全米映画俳優組合賞にノミネートされました。

コーネリウス・ファッジ役は、2025年6月上旬に発表されました。

■コーネリウス・ファッジ/バーティ・カーベル■　
映画版:ロバート・ハーディ

舞台俳優として経験が豊富なカーベルさんは、Netflixのドラマ『ザ・クラウン』でトニー・ブレア元首相を演じたことで知られ、「刑事ダルグリッシュ」でも主役を演じた実力派俳優。

今年公開予定のHBOドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の前日譚『七王国の騎士』にも出演が決まっています。